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日本では見られない星座が見えるかも! ハワイの星座について

エキサイティングなアクティビティやショッピング、絶品グルメもいいけれど、滞在中に一度は見ていただきたいのがハワイの美しい星空です。日本では見ることができない星座の数々に思わずため息が出てしまうはず。今回は、ハワイで見ることができる星座と、おすすめのスポットをご紹介します。

ハワイで見ることができる星座

ハワイは北半球に位置しているものの緯度が低いことから、季節によって日本では見られない南半球の星座を見ることができます。ここでは、有名な星とともに、少し見つけにくい星座についてもご紹介します。

航海の目印とされた「すばる」

「すばる」は、おうし座の一角を形成する星の集まりである「プレアデス星団」のことです。冬に見ることができる星団で、日本では「すばる」と呼ばれていています。清少納言の枕草子のなかにも、星はすばる。ひこぼし。ゆふづつ。よばひ星、すこしをかし。という一文が残っていて、古くから人々に親しまれていた星座です。

ハワイ語では「マカリイ」と呼ばれ、古くから航海の際の目印にされており、ハワイの神話や伝説にも登場します。青白い光を放ち輝く星々は、今からおよそ6000万年前に誕生したと考えられており、激しくエネルギーを消費しながら輝いているため、比較的見つけやすい星です。

長い歴史を持つ「さいだん座」

見慣れない名前の「さいだん座」は、夏になるとさそり座のすぐ南に現れる星座ですが、暗い星で構成されるため見つけににくい星座です。また、南天(南半球でよく見える星座)に位置するため、日本の本州では観測が難しい星座のひとつです。この星座は2世紀前半に実在した天文学者プトレマイオスが作成した「トレミーの48星座」と呼ばれる星表(天体について体系的にまとめたもの)にも記されており、ヨーロッパやアラブでは2000年以上にわたってこの星表が使われていました。

この星座は生贄を捧げるための「祭壇」を表しているとされており、古代ギリシア時代には航海士が暴風雨を予知するために利用していたという説があります。また、同じ方角には「みなみのかんむり座」と呼ばれる星座もあり、こちらの方が明るい星で構成されているため、みなみのかんむり座か、次にご紹介する「ぼうえんきょう座」を目指して夜空を観測してみてはいかがでしょうか。

1750年代に発見された「ぼうえんきょう座」

1750年代にフランスの天文学者ニコラ・ルイ・ド・ラカーユが発見し、命名した星座です。その名の通り天体望遠鏡の形を表した星座で、日本からでも、石垣島や宮古島などの一部地域を除いて観測できない南天の星座です。「さいだん座」の近くに位置していますが、ぼうえんきょう座の中には「アルファ星」と呼ばれる明るい恒星が含まれているため、さいだん座よりも少し探しやすくなっています。

当時の測量技術をイメージして名づけられた「じょうぎ座」

ぼうえんきょう座と同じくニコラ・ルイ・ド・ラカーユが設定した南天の星座のひとつで、さそり座とケンタウルス座の間で見られる星座です。昔の航海士たちが測量に使った直角定規と直定規を重ねた形をイメージして名づけられた星座ですが、これにはラカーユが星座を命名するとき、当時の測量技術や科学に用いられた道具をモチーフとしていることから来ているそうです。

じょうぎ座は天の川の中にあるためハッキリと見つけることが難しい星座ですが、星座が見つけられなくても、美しい天の川を観測するのも楽しいですよ。また、春から夏の初めまでのあいだは、南天の星座のシンボルである「みなみ十字座」の後ろを追うように現れます。

槍を持つ人の姿をイメージした「インディアン座」

ドイツの法律家ヨハン・バイエルが、1603年に「ウラノメトリア」と呼ばれる星に関する書籍に引用したことから存在を知られるようになった南天の星座です。「ウラノメトリア」に収録されている星座は「バイエル星座」と呼ばれていますが、これらの全てをバイエルが発見、命名したわけではなく、15〜16世紀の大航海時代に船乗りたちによって発見されたものを引用したというエピソードがあります。

インディアン座はつる座とくじゃく座の間に位置する星座で、いて座やみなみのかんむり座なども近くにあります。日本ではほとんど観測できませんが、奄美大島など南半球に近いエリアでは観測することもできます。

ハワイで天体観測をするのにおすすめの場所

ハワイでの天体観測というとハワイ島が有名ですが、オアフ島にも美しい星空を楽しめるスポットがたくさんあります。ハワイ島の有名スポットと併せて詳しくご紹介しましょう。

マウナケア山(ハワイ島)

ハワイ語で「白い山」を意味する山で、「最も宇宙に近い場所」とも呼ばれるハワイ島の火山です。富士山(約3,776メートル)をはるかに上回る4205メートルの標高を誇りながら、四輪駆動の自動車で山頂まで行くことができます。そのため、山登りに自信がない人でも観測ツアーなどに参加することで、満点の星空に出会えます。

マウナケア山は1年のうち実に300日近くが晴天に恵まれていて、コンディションが揃えば天の川も見ることが可能です。さらに、この環境は天体観測にとても適していることから、山頂には世界各国の天文台が建てられています。星空がお好きなら、一度は絶対に訪れておきたいスポットだと言えるでしょう。

タンタラスの丘(オアフ島)

ホノルル市内を一望できる夜景スポットとして有名なタンタラスの丘。ハワイではカラフルなネオンが禁止されているため、オレンジ色やゴールドに輝く美しい夜景を楽しむことができます。街が暗くなる夜明けごろには、満点の星空が広がり、流れ星に出会うチャンスもありますよ。

ただし、タンタラスの丘周辺は街灯がほとんどありません。そのため、星空を堪能される場合は個人で行くより、オプショナルツアーに参加することをおすすめします。

ノースショア・サンセットビーチ(オアフ島)

ワイキキから車で1時間、ノースショアにあるサンセットビーチは、海に沈む美しい夕日から星空までをじっくり時間をかけて楽しむのがおすすめです。日没後は人が少なくなるため、星空観察はツアーで参加するのが安全でしょう。

ハレイワ(オアフ島)

ノースショアの中心部であるハレイワは、オアフ島のなかでも特に晴天率の高いエリア。高確率で満点の星空に出会えるのが魅力です。やはりこちらもツアーを利用すると、私有地での星空観察ができるため、小さな子供連れや女性だけのグループでも安心して楽しめます。ハレイワを含むノースショアは、のんびりとした空気が魅力的です。昼は周辺のグルメやショッピングを堪能して、夜はゆっくりと星空を眺める……そんな1日を過ごすことができますよ。

日本では見ることが難しい星座も、ハワイなら高確率で出会えます。ご紹介した内容を参考に、ハワイ滞在中は天体観測を楽しんで見てくださいね。

作成日:2017/01/19

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