青い海と空に明るい日差し、湿気の少ないからりと乾いた空気。そんなイメージの強いハワイですが、時には雨の降る日もあります。でも、例え雨が降っても嘆くことはありません。雨の日でも楽しめる、ハワイでの過ごし方をご紹介しましょう。

ハワイの雨季とは？

日本のような四季がなく、一年中過ごしやすい気候のハワイですが、大きく雨季と乾季に分かれています。ハワイの雨季は年によって多少ずれますが、だいたい10〜3月頃まで。
雨季といっても日本の梅雨のように一日中ずっと降り続くようなものではなく、“シャワー”と呼ばれる通り雨のようなもの。雨のあとはすぐに日が差します。

ハワイの天気予報は正確？

ハワイ旅行の日程が近づいてきたら、やはり気になるのがお天気です。週間天気予報を見て一喜一憂することになるでしょうが、実際にはそれほど気にすることはありません。なぜかというと、ハワイの天気は一日の間にコロコロと変わるので、一日単位の天気予報はそれほどアテにならないのです。ホノルルの年間の晴天率は70パーセントとかなり高く、例え雨マークが出ていても、雨は一時的に降る程度。
ハワイの天気予報は、ハリケーンの時以外はあくまでも参考程度に考えておけばよいでしょう。

雨の日のハワイの楽しみ方

せっかくのハワイ。お天気が少々悪くても有意義に楽しみたいもの。おすすめの過ごし方をご紹介します。

ショッピングを楽しむ

雨の日はショッピングの日と割りきって、めいっぱい買い物を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ワイキキ・アラモアナを中心としたエリアはショッピング天国。ワイキキで最大規模の「ロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンター」、一流ブランドをはじめ厳選されたテナントが揃う「アラモアナ・ショッピングセンター」などの大型ショッピングセンターは雨に濡れることなく、さまざまな店舗をみて歩くことができます。

ワイキキ水族館に行く

お子様連れにおすすめなのがワイキキ水族館です。屋内水槽はハワイの海を再現し、近海に生息する生物を中心に飼育。サメなどの大型魚が泳ぐ水槽、カクレクマノミをはじめカラフルな熱帯魚やサンゴが生育する水槽、クラゲが漂う幻想的なジェリーフィッシュタワーもあります。
雨が上がれば、館外にあるサンゴの浅瀬で小さな生物と触れ合い、絶滅危惧種に指定されているハワイアン・モンクシールにも出会えます。ゆっくり、のんびり魚達と触れ合えるスポットです。

美術館、博物館を見学

美術館や博物館を訪ねて、心豊かに過ごすのも雨の日の醍醐味。ハワイの歴史や文化について知識を得たり、美術品を鑑賞したりと、ハワイの奥深い魅力に触れることができるでしょう。
ホノルルならピカソやゴッホといった西洋絵画から古代遺跡の発掘品まで膨大な収蔵品を誇る「ホノルル美術館」、ハワイアン・ホールという歴史的建造物でポリネシアの歴史や文化を知ることができる「ビショップ美術館」、ハワイで活動するアーティストの作品を展示する「ハワイ州立美術館」などがおすすめ。ミュージアムショップで洒落たお土産を見つけるのも楽しみです。

ホテルのプールを堪能

雨が降るといってもシャワー程度のことが多いハワイ。お天気が不安定な日は出かけずに、ホテルのプールでまったり過ごすのもおすすめです。雨が降ってきたらパラソルの下や、屋内に避難することができ、日が差してきたら再びプールサイドへ。体が濡れても、すぐに着替えることができ臨機応変に過ごすことができます。

雨の後しか見れない！？ ダブルレインボーとは？

ハワイにおいて雨は、縁起のいいことが始まる予感と言われているとか。それは雨が上がると、虹が出ることが多いから。
雨季である冬は虹の季節。朝晩にシャワーが降ることが多く、その後、青空にきれいな虹がかかる日が増えます。虹が2本かかっているダブルレインボーや、サークルレインボーなど珍しい虹が出ることもあり、それを見た人は夢が叶うとか、幸せになれると言われています。
雨が降らなければ、虹は出ないわけですから、こうなると雨もむしろ楽しみのひとつになりそうです。

というわけで、ハワイ旅行中あいにくの雨になってしまっても落ち込まず、ショッピングや美術館めぐりなど、上記の場所で過ごしてはいかがでしょう。そして清々しい雨上がりには、ぜひ空を見あげてダブルレインボーを探してみましょう。

作成日：2016/11/30