お土産に最適! ハワイ・コナコーヒーのおすすめは?
コナコーヒーと言えば、ブルーマウンテン、キリマンジャロなどと並ぶ世界的にも有名なコーヒーで、その希少価値の高さと高品質な味わいからハワイの代表的な名産品として人気があります。ここではコナコーヒーの概要や特徴、ハワイでコナコーヒーが楽しめるお店をはじめ、おいしい淹れ方などを紹介いたします。
ハワイのコナコーヒーとは
ハワイのコナコーヒーは、まろやかな酸味が特徴で、口当たりも非常に良いことからとても人気があります。ハワイの中でも特にハワイ島のコナ地区で栽培されていることで有名です。ただ、栽培面積が狭く年間収穫量は、世界のコーヒー生産量の1%以下と希少価値が高いことでも知られています。
もともとハワイにコーヒーが伝えられたのは1800年前半頃と言われており、最初はオアフ島でコーヒーの栽培を試みたものの、実をつけることはできなかったそうです。
その後1828年に、あるキリスト教宣教師が鑑賞用にとコーヒーの木をハワイ島へ持ち帰ったところ、気候が適合したことで非常によく育ちました。その後コナ周辺でコーヒー栽培が盛んになり、現在のコナコーヒーが誕生したのです。
コナコーヒーの等級
コナコーヒーの栽培品種はアラビカ・ティピカという品種で、甘味とまろやかな酸味が特徴です。この品種は主にブレンド用として栽培されていますが、コナで栽培されているコーヒーは純度が高く、コーヒーそのものの味を楽しむことができます。
そして、コナコーヒーは希少価値が高く、また偽物も多く出回っているため、政府が厳しい検査や基準を設け、その検査に合格したものだけを「コナコーヒー」と呼べる決まりになっています。
コナコーヒーは豆の大きさや欠陥豆(順調に生育しなかった生豆)の含有度などによって等級が分けられており、高い等級ほど良質であるという証拠になります。
コナコーヒーの等級は5つに分かれており、上から順に「エクストラファンシー」、「ファンシー」、「No.1」、「セレクト」、「プライム」となっています。
さらに、コナコーヒーの割合が10%以上のブレンドコーヒーは「コナブレンド」と表記されており、純度100%のものは「コナコーヒー」と記されています。
コナコーヒーが飲めるお店
ハワイでは淹れたてのコナコーヒーを楽しめるお店がいくつもあります。お土産に持ち帰るのもおすすめですが、現地で本場のコーヒーを味わってみるのもおすすめです。
コナ マウンテン コーヒー
コナ国際空港から車で5分程度の場所にある、コナ マウンテン コーヒーはコーヒー農園が経営するお店で、品質が高いことで有名なショップです。カフェコーナーで本場のコナコーヒーを飲めるだけでなく、お土産用の種類が豊富なのも魅力です。
Kai Coffee Hawaii
Kai Coffee Hawaiiはハイアット・リージェンシー・ワイキキ・ビーチ・リゾート&スパ1階にあります。本格的なコナコーヒーをサンドウイッチやサラダなどと一緒に楽しむことができます。ワイキキビーチのすぐ近くにあるため、アクセスがしやすいのもメリットのひとつです。
アイランド ヴィンテージ コーヒー
アイランド ヴィンテージ コーヒーはハワイに3店舗あるコーヒーチェーンで、近年では日本にも上陸した比較的新しいショップです。コーヒーの品質は折り紙付きで、コナコーヒーはもちろん、カウコーヒーなどさまざまなハワイのコーヒーや、サイドメニューなどを楽しむことができます。アクセスしやすいお店はワイキキ店で、ロイヤルハワイアンセンターの2階にあります。
コナコーヒーの淹れ方
コナコーヒーの淹れ方は、一般的なコーヒーの淹れ方で問題ありません。粉はバランスの良い中挽き(グラニュー糖くらいの大きさ)程度が良いでしょう。
事前にコーヒーカップやサーバーは温めておき、ドリッパーにペーパーフィルターをセットします。豆の量は1人分で10~12gですが、濃さはお好みで調整してください。お湯を沸かして沸騰したら火を止め、そのまま30秒ほど待ちます。そして粉全体に水分が入るようにゆっくり回しかけ、そのまま30秒ほど待ってコーヒーを蒸らします。豆が十分膨らんだら、中央から渦を巻くように外側へお湯を回しかけて抽出してください。
次に保管方法ですが、コーヒーは粉にしてしまうとすぐ酸化が始まるため、できるだけ豆のまま冷蔵保存するのが理想です。そして淹れる直前にミルで粉にすることでコーヒー本来の香りを楽しむことができます。
コナコーヒーは高級名産品としても非常に人気があり、ハワイのお土産にはピッタリと言えます。お土産選びに困ったらぜひコナコーヒーを選んでみてください。
作成日:2017/08/25